メーガン妃が2021年6月8日に児童向けの絵本『The Bench(原題)』を出版することが発表されました。
そしてメーガン妃のお話にイラストレーションを描いたのはイラストレーターのクリスチャン・ロビンソンさんです。
この投稿をInstagramで見る
今回はクリスチャン・ロビンソンのプロフィールやどういう人なのか?なぜ絵を描くようになったのか?またなぜ絵本のイラストレーターになったのか?また彼の作品などを紹介していきたいと思います。
Great choice of artist. California-based Christian Robinson has worked with the Sesame Street Workshop and Pixar Animation Studios. More recently he (@theartoffunnews) received a Caldecott Honor and Coretta Scott King Illustrator Honor for his art in Last Stop on Market Street. pic.twitter.com/bNkY3oY6oV
— Omid Scobie (@scobie) May 4, 2021
まずはプロフィールを見てみましょう。
名前:Christian Robinson (クリスチャン・ロビンソン)
出身:アメリカ合衆国カリフォルニア州ハリウッドで生まれ
国籍:アメリカ人
幼少期:小さな1ベッドルームのアパートで兄、2人のいとこ、叔母、祖母と一緒に暮らして祖母に育てられたそうです。
学歴:カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学ぶ
経歴:セサミストリートワークショップやピクサーアニメーションスタジオで働いた後に子供向けのイラストレーターになる
クリスチャン・ロビンソンが絵を描き始めたきっかけは?
最初は多くの子供達と同じように映画から影響されて「ジュラシックパーク」を観たら恐竜を描いたりしていたようです。
「絵を描く理由の一つは逃げるためだった」とのことです。1ベッドルームの部屋に6人で住んでいたとのことですから、絵を描くことで彼は自分の居場所を作り、彼の独特な世界を作っていったのかもしれません。
「自分が見たい、住みたいような世界を絵を描くことで作り出すことができた」と言っています。
クリスチャン・ロビンソンはなぜ絵本のイラストを描くようになったのか?
大学はカリフォルニア芸術大学でアニメーション学び、卒業後はピクサーアニメーションスタジオでインターシップをして夢の仕事につけたと思ったようですが、スタジオの仕事は実際は彼には合わなかったようです。
そのころに彼のメンターの一人から「自分を信じてアーティストとしての心の声を聞くよう」励まされたとのことです。幼少期に絵本はあまり読まなかったようですが、子供むけの本のイラストを描くことが自分にとって適していると発見して描くようになったそうです。
大きな会社で働くことは収入の安定など経済面では良かったかもしれませんが、クリスチャンは自分が本当にしたいことは何かと自分の心の声を聞いて従うってすごく勇気がいることだと思いますが、素晴らしいと思います。
子供の時はあまり本と関わりがなかったようですが、絵を描くことで癒されていたようです。
下記は2021年2月の彼のインタビューです。
Enduring a life with his mother being incarcerated, Christian Robinson remained positive and started illustrating. Now, Christian is an award-winning children’s book illustrator and focuses on shedding a light on unspoken stories. pic.twitter.com/0tJkz1cGuV
— TODAY (@TODAYshow) February 1, 2021
彼にとって絵はパワーを持っていて、絵はコミュニケーションをとる為に使われる道具だそうです。
両親と生活できなかった子供時代に、理想の生活を絵に描くことで絵の世界で両親とコミュニケーションをとって癒していたのかもしれません。
クリスチャン・ロビンソンの両親は?
クリスチャンが幼児の時に彼の父親がクリスチャンの祖母に預けに来たそうです。クリスチャンが幼い時に母親はドラッグ中毒で投獄されて、母親は出たり入ったりしていたそうです。そんな誰もが大変だと思えるような生活の中で彼は、ポジティブに成長していく姿が素晴らしいです。祖母と一緒に写っている姿から仲が良さそうですね。絵本のストーリーには実際彼が幼少期に経験したことも影響されているとのことです。実際に「おばあさんと、バスに乗って」の絵本は彼の経験もストーリーに表現されているそうです。
有名になった今もビジネスのことより、絵を描くことに全力を捧げていることから本当に絵本のイラスト描くことが彼にとっての情熱でライフワークなんだと思います。
彼の話し方からとてもキュートな子供のような純粋さを心に持っている人だなと感じました。
クリスチャン・ロビンソンの有名な作品は?
『Last Stop on Market Street』(原題)
日本語名:「おばあちゃんと バスにのって」
この本は2016年、アメリカで最も優れた児童文学作品の作者に贈られるニューベリー賞
また最も優れた絵本作品の画家に贈られるコールデコット賞も受賞されていてニューヨークタイムズのベストセラーでもあります。
絵本の感想は?
バスでおばあちゃんと出かけたジェイくんが、バスの中や目的地で、たくさんの出会いを通して心の世界を広げていくお話です。
登場するおばあちゃんがまたおしゃれで素敵なイラストです。
また、おばあちゃんが明るくポジティブな考え方も素敵です。
対処の仕方や心の持ち方のヒントになることがたくさんあり、大人にもおすすめの絵本です。
新品の絵本はこちらから購入できます。
|
こちらは中古本で少しお安いです。
|
カルメラのねがい
ほのぼのと心あたたまる、ファンタジーなお話で、ワクワクする絵で想像が広がりそうです。
表紙のイラストも素敵ですよね!
こちらから新品の絵本が購入できます。
|
こちらは中古本です。
|
ガストン
こちらは全米で数々のベストブックに選出された話題の一冊で、「家族」とは?ただ血のつながりだけでは捉えきれないという子供に説明しにくいことも絵本を通して子供に理解しやすい方法で伝えてくれるお話です。
こちらのイラストは手描き風のレトロな感じで可愛いです。
「ガストン」
血のつながりか、心のつながりか。
これほどの重い重いテーマを、このあまりにも可愛くユーモラスな絵で訴える。
絵本だからこそ、シンプルにストレートに描くことができ、だからこそ大人にも子どもにも響く。そんな絵本の持つ力を存分に感じられる一冊。続編「アントワネット」も。 pic.twitter.com/VYuPi6K3xp— 桃と緑の用心棒@読書 (@4ttkl44dYBSoo45) October 31, 2017
まとめ
今回はメーガン妃の出版する「The Bench」の絵本のイラストを描いたイラストレーターのクリスチャン・ロビンソンについて調べました。今回この絵本の発売によりもっと彼は世界で有名になることでしょう。
でも今の気持ちを忘れずに、今後も素敵な絵本のイラストを描き続けてほしいなと思います。そして多くの子供たちに勇気を与えるイラストレーターだとも思います。
今後も彼の作品を楽しみにしていきたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント