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[初心者向け]最初に必要な道具-透明水彩絵具

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アート
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まず初心者が水彩画を描くために選んだ画材について書きたいと思います。

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「セヌリエ」の透明水彩絵具

 

初心者が水彩画を描く時にお勧めの透明水彩絵具は「Sennelir (セヌリエ)」です。

こちらはフランスの伝統がある絵具です。とても絵具が溶けやすいです。そして水で薄めても他のブランドに比べて発色が綺麗です。またグラデーションを作るときなど繊細な重ね塗りが簡単にできます。

実際私は「ダニエルスミス」と「Winsor&newton」を使ってみましたが、確かに「セヌリエ」は他の絵の具と比べて顔料が多いと感じましたし、乾いてから普通は色が薄くなるのですがセヌリエは発色が鮮やかでした。水の加減が掴みにくい初心者にはとても使いやすい絵具です。

また、「ダニエルスミス」の絵具ほど粒状化は激しくありません。

 

セヌリエとは?

 

 

「セヌリエ」の創業は1887年。120年の歴史を持つ老舗です。セザンヌやモネ、ピカソなど印象派の学校で習ったので誰もが知っている有名な画家達に愛されていた、パリにある老舗画材店だそうです。

創業者のセヌリエ(GUSTAVE SENNELIER)は化学者でしたがアーティストの要求に応える調達者だったようです。

一般的な水彩絵具の原材料は顔料(色の粉)と糊(一般的にはアラビアガム)でできていますが、セヌリエの絵具は滑らかで鮮やかな発色で耐光性があります。

これは絵具に最高級の顔料とアラビアゴム、蜂蜜を混ぜている為です。

そして蜂蜜には防腐作用もありますので腐りません!1世紀以上の間変わらない伝統的な製法で作られています。だからブランドのロゴに蜂が描かれているのですね!

色数と形

色は全部で98色あり、チューブと固形水彩があります。両方試しましたが最初は固形の方を使っていました。途中から買い足すためにチューブを購入して使ってみました。でも初心者は固形の方がおすすめです。何故かというとチューブだと絵具をつけすぎてしまうからです。慣れてきて使う絵具の量がわかってきてからチューブを使ったところ、描くとスーッと滑らかな印象を受けました。

色ははっきりした色のものが多くて特に黄色系は豊富にあります。黄色という名前がつく色が10色以上あります。またセヌリエの絵具の粒子が細かいので絵具の伸びが良いです。いつか全色の色を使ってお試しに紙に塗ってみたいです。

「セヌリエ」透明水彩絵具の価格

 

フランスからの輸入品になりますので、日本で購入するとやはり国内メーカーよりは割高になります。

オンラインではAmazonで単品の絵具を購入することもできます。

Amazonでは12色の固形水彩ポケットサイズ、ブリキ缶入りの固形水彩48色、また12色チューブ入りが売られていました。水彩画初心者なら固形水彩が使いやすいです。

楽天でも固形水彩12色セットを購入できるようです。

 

24色もあります。

 

 

 

 

「セヌリエ」透明水彩画の特徴

まず、絵具が溶けやすく、またセヌリエの絵具の粒子が細かいので絵具の伸びが良いです。

透明水彩画はさっさと早く描くことが大事なので、この絵具はとても使いやすいです。メーカーによっては溶けにくい絵具もありますがセヌリエは今のところ全て溶けやすいです。

 

色が濃厚で発色が良い

 

比較にセヌリエのローズオペラを上段に色をつけてみました。下段にはWinsor & Newtonのパーマネントローズの色をつけてみました。写真ではあまりわかりにくいかもしれませんが、セヌリエの方が顔料の濃度が濃いので、とても色が濃く、そして鮮やかです。光に当てるとそれがわかりやすいです。また乾いた時に他のメーカーの絵具だと薄くなるのですが、セヌリエの絵具ははっきり鮮やかさが乾いても残ります。

 

Winsor & Newtonの12色固形セットはこちらから購入できます。

Winsor&Newtonは コットマンよりプロフェッショナルをおすすめします。

 

 

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